2008年10月9日木曜日

援助の効率性の議論について

アクラの援助の効率性に関するハイレベル・フォーラムが最近ガーナで開催され、援助の効率性に関する議論もまだ冷め止まない。援助の効率性という課題は、シエラレオネでも非常に重要な位置を占め、ドナーが集まるところでは必ずと言って議論で言及される。

最近思うのは、この議論は、やはり援助側が作りだした問題を解決しようとしているのではないかということ。私は生まれていなかったのであまり確信をもっては言えないが、例えば、戦後の日本の復興が、今のシエラレオネのように、何十ものドナーからサポートされ、それもバイやマルチや、PRSPやジェンダーや人権や紛争予防や様々な「条件」を付けられていたとすれば、あの様なスムーズな高度経済成長を迎えることが出来たのだろうか。

この国で様々な会議に参加して、シエラレオネ政府側からの開発政策指揮の難しさがだんだんと理解できるようになってきた気がする。シエラレオネ政府側が改善できることが多いのは確かだが、ドナー側が反省することも非常に多いはずだ。

1 件のコメント:

saco さんのコメント...

としさん、どうも。
この投稿には思うとこあり。たしかに外野のはずの援助する側が問題を余計複雑にさせている状況はいろんなところでありそうですね。