2008年9月13日土曜日

「開かれた政府プロジェクト」始動

昨日今日と、以前も書いた「開かれた政府プロジェクト」の一環で、大統領がボンバリ県を訪問し、地元の人々と対話をする最初のアクティビティーが行われた。地元民との直接の対話を促進し、政府の説明責任を強化するこのプロジェクトの最初の活動は、地元の新聞でも取り上げられている様子だ。また、この国で最もカバレッジの広いラジオを使ってこの対話の状況を放送する。さらに、携帯電話メッセージを使った意見交換も組み合わせる。

最近からこのプロジェクトを担当し、大統領府のチームに同行した日本人JPOのS氏によれば、なかなかうまくいったとのこと。大統領自身が、この県で政府の担当する農業プロジェクトを前日の視察したこともあり、今日の地元民との対話は、農業関係の質疑応答が多かったらしい。一方、途上国ではよくある、政府高官による「挨拶」が多すぎ、実際の議論の時間が少なかったことが反省点として挙げられた。

政府の最も大事な役割の一つは、公共サービスを国民に提供すること。国政のトップに立つ大統領自身が、常に国民の直面する現実をしっかりと理解することは、その第一歩につながるはずだ。

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