2009年1月8日木曜日

NGO規制について

先日エチオピアで物議をかもしだす法律ができた。外国資金が10%以上入っている、民主化、人権、子供の権利、男女・宗教間平等関係の活動をするNGOが禁止されるというものだ。

シエラレオネでも、NGO規制に関する議論が最近盛り上がっている。政府が、去年の12月にNGO規制に関するガイドラインの原案を作ったからだ。政府側の言い分としては、開発援助の内、4分の1の資金がNGOに流れている中、このアクターの活動を把握し、政府の優先順位にアラインしなければ援助の効率性が下がるということ。一方NGOとしては、そもそも政府と距離を置くということがRaison d'etreである機関が多く、原則的にも感情的にも受け入れられないという意見が多い。ある大国の大使も今日直接政府高官に異議を申し立てたという。

今日、その政府の仕掛け人と話をする機会があったが、彼も彼なりの言い分があり、国連とドナーに直接説明をしたいと言った。また、この規制案は、大手NGOが草案したものだとも言った。

今後もこの議論の進展に注目したい。

2 件のコメント:

センピー さんのコメント...

はじめまして、アフリカ情報で見つけました。
いぜん、アメリカの大学院でスポンサーを見つけてアフリカのNGO職員のProfessional Development コースを担当しています。
やはり、NGO規制はきましたか。自助経済をサポートするといいながら、どこからお金が出ているかでその活動範囲も,違って来ますものね。どこまで、資金とコントロールの息がかかっているかは、この業界で大きな課題ですね。これからもちょくちょくリンクを貼ってよらせてもらいます。こちらもよろしく
http://cyamazaki-heineman.blogspot.com/

中村俊裕 さんのコメント...

Chiekoさん、コメントありがとうございます。Chiekoさんのブログもこれから読ませていただきます。よろしくおねがいします。