2008年3月17日月曜日

Home Sweet Home...

昨日の夜7時のマラケッシュ発フライトで、シエラレオネに帰ってきた。カサブランカでのトランジットで待つこと3時間ほど。カサブランカから直行と思っていたらまたリベリアのモンロビアで30分ほどのトランジット。シエラレオネの空港に着いたのが今朝の7時。モロッコは近いようで遠い。(ちなみにパリまでは直行で3時間ほど)

シエラレオネでは空港から首都フリータウンに移動するのも大変だ。道路が整備されていないため、車で空港から首都のフリータウンに行こうとすれば5-6時間もかかる。30分ほどで首都に着くナイジェリア人の経営するホーバークラフト(船自体は中国のものと思われる)がここ最近通っていたが、去年の末あたりに事故で沈み、経営がストップ。15分で首都に着くヘリコプターも2社通っていたが、一社は去年の半ばに墜落事故を起こし(22人死亡)、経営が停止。もう一社のUTAirがラストリゾートだったが、出張中に経営を停止した模様。出発前にチケットを買っていたがどうしようもない。国連のヘリも今日は午後まで運航していないようだ。
という訳で、結局ローカルのフェリーでフリータウンに帰ってくることになった。このフェリーも、フリータウンのはずれに到着するため、家に着いたのは朝の9時半。モロッコのホテルを午後4時に出たので、ドア・トゥー・ドアで移動で合計17時間半かかったことになる。移動中あまり睡眠がとれなかったため、家で12時に予定されていたジュネーブとの電話会議までに、1時間ほどの睡眠をとった。
このように日本では当然としているような基本インフラの欠如は当然のように国の発展に大きな影響を及ぼす。この空港からの移動はほんの一例で、電気や水道、他の県までの道路の整備具合は非常に低い。政権が代わってからフリータウンのみでは電気が通るようになったが、これに伴う経済効果は計り知れない。そこらじゅうで、バスなどで通勤する人たちをターゲットにした、冷たい水を売る人が増え、彼らにとっては重要な所得の増加をもたらしているという。
なにはともあれ、home sweet homeに戻ってきた。たまったメールと仕事を効果的に処理していかなければいけない、、、。

4 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

 ご存知でしょうか、ルンギからのフェリー、内戦前に日本の無償援助で贈られたものだということを。今は、1台しか残っておらず、残りは補修用部品を取るために使われているようですが。庶民の方がよく使うフェリー、日本の支援のVisibilityを上げるためにも、再度このフェリーのアップデイトを考えるのは、安直すぎますでしょうか。

中村俊裕 さんのコメント...

このフェリーは日本の無償援助でしたか、、、それは知りませんでした。思ったよりも快適なので、もっと頻繁に使おうと思います。

匿名 さんのコメント...

出張お疲れ様でした。僕はR&Rでモルディブに来ています。同じ南アジアなのに、カブール、ドーハ経由できたので結局24時間以上かかりました。仮にカブールから直行便があれば4時間程度で着くはずなのに。お互い当たり前のことが当たり前でない国で働いているみたいですね。頑張りましょう。

中村俊裕 さんのコメント...

モルジブですか、いいですね。ダイビングが楽しそう。ゆっくり休んでください。