2008年9月9日火曜日

人材不足について

仕事が終わって家に帰ってきて、BBCを見ていたら、イギリスの移民法の改正についてのニュースが流れていた。そもそも、ヨーロッパ経済圏の30カ国以外からのイギリスへの移民を減少させる狙いらしいが、その一環でどういった人材がイギリスに不足しているかという以下のリストも出てきた。
  • Consultants and specialist nurses
  • Some engineering jobs, including chemical and civil engineers
  • Quantity surveyors
  • Maths and English teachers
  • Ship and hovercraft officers
  • Veterinary surgeons
  • Sheep shearers
  • Jockeys and horse trainers

見てみれば、まあ、国民の大多数が選ぶ(選べる)ような仕事ではなさそうだ。例えば、一番トップの専門的看護師などは、フィリピンなどの国からの移民に頼っていると言っていた。(しかし、英語の先生がイギリスで不足している場合、どこから引っ張ってくるべきなのだろう?) 

この改定法が施行された場合、これらの仕事に着く人がヨーロッパ内からの移民に限ることで、結果的に労働コストが上昇することが見込まれているという。ヨーロッパとしてのアイデンティティーの保持の方が労働コストを抑えることよりも重要だと考えているということか。

一方シエラレオネでは、以前も書いたように、頭脳流出を止めるため、海外に在住するシエラレオネ人の人材を国に呼び戻す努力が続いている。同じ人材不足という切り口だが、国の直面する状況の違いにより、当然対応も異なってくる。

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