さて、過去2年間のシエラレオネ滞在の中で、仕事、生活に関して感じたことをいろいろと書いてきた。数えてみたがエントリーも180回。
今月いっぱいでシエラレオネ勤務を終えるため、このブログも今回を最後としようと思う。ニューヨークに移ってからは、新しいテーマでブログを始める予定だ。
今後ともよろしくお願いします。
西アフリカ、シエラレオネでの仕事と日常
開発援助の効率性に関しては今まででも頻繁に議論されており、我々も先月政府との共同ワークショップで、援助資金が実際に人々の生活に影響を与えるまでにどのようなアクターの手を通り、その中でどのような問題が出てくるのかについて話し合った。
図に示されているように、大まかに自国の資金と海外の資金があるわけだが、このインプットを使って、MDGの達成というアウトカムをどこまで出せるか。
前述のワークショップでは、この複雑な仕組みを所与として、どのように一つ一つの問題を解決できるかが主な問題設定だったが、これらの「中間業者」を取っ払うとしたらどうなるか、、、?
私自身、援助のうまくいっていない部分色々と見てきた一方、うまくいっている部分も見てきたため、一概に援助が機能していないという議論には賛成できない。しかし、この本が問う問題は真剣に考える価値がある。