2008年5月9日金曜日

打たれ強く、真摯に、そして歯切れよく

どこの世界でもそうだが、目立てば目立つほど、称賛も非難も受けやすくなる。我々の組織も、そもそもマンデートからいって、かなりハイレベルの政府高官と仕事をしたり、ガバナンスなどの政治的にセンシティブな仕事するため、やはり組織として目立ちやすい。目立つからには当然それだけ非難も受けやすい。

先週、我々の担当しているプロジェクトが、シエラレオネの若者層の非難を受けた。地元のメディアでもこれが報道され、それに対する返答を公に発表する必要がでた。今日も非難を表現したグループをオフィスに招待し、ミーティングを行った。

大事なのは、非難された時にどのように対応するかだろう。何事も完全に遂行するのは不可能だからだ。めんどくさいからと逃げていると逆効果だろう。自身の意見をはっきりと歯切れよく主張し、かつ真摯に対応をするのが一番良いと思う(どうしようもない批判は無視するべきだが)。そして、そういう存在になったからには、非難は不可避だと、面の皮を厚くし、打たれ強くなることも必要だろう。私の以前の上司もよくいっていた-「組織の階段を上っていくためには、打たれ強くならなければいけない」と。私はまだまだ下っ端だが、私自身どれだけの非難に耐え、真摯にそして歯切れよく対応できるようになるのだろうか。

2 件のコメント:

りか さんのコメント...

とあるグループの上の立場にたったことがあります。有難くも、それゆえによかったことも多くありましたが、内外からのネガティブなことも引き受ける覚悟が未熟故、対応がうまくできなかったり、ひとり参ってしまったり、他のメンバーにいやな思いをさせてしまったり、でした。
自分の立場を自覚し、打たれ強さを持つということは、自分にとっても、周囲の方々にとっても、大切なことですね。

> 大事なのは、非難された時にどのように対応するかだろう。何事も完全に遂行するのは不可能だからだ。

ちょっと救われましたm(_ _)m

中村俊裕 さんのコメント...

Rikaさん、失敗を恐れず行動し、失敗した場合はそこから教訓を生かせるようになりたいですね。やはり日々精進。