2008年8月18日月曜日

オリンピックでのパフォーマンスと開発の度合い

今日仕事から帰って、なんとなくオリンピック中継を見ていて、ふと思った。オリンピックのパフォーマンスと、国の開発度合いに相関性はあるのか?

8月18日現在のメダル獲得数では、トップ10のうち、6国(米、英、豪、独、伊、日)がOECDのメンバー。さらに2国(露、韓)はOECDのオブザーバーとして、先進国の仲間入りをするまであと少し。ウクライナと中国が例外とはいえ、両国ともすさまじい経済発展を遂げている。北京以前2回のオリンピックのメダル獲得数を見てみたが、上位10国はほとんど同じ。10位以下を見ても、スペイン、フランス、オランダ、カナダなどの先進国が並ぶなか、ポーランド、チェコなどの新興国が入っている。そして、ケニア、ジャマイカという「途上国」もここでやっと登場する(途上国とは言え、最貧国ではない)。過去の記録では、ここの枠に、キューバ、ブラジル、べラルースなどの国がが入っていた。ざっと見てみただけでもやはり国の発展状況とオリンピックのパフォーマンスに何らかの関係がありそうだ(ちなみに、シエラレオネチームはまだメダルを取っていない)。

基本的ヒューマン・ニーズの理論から言っても、スポーツは、衣食住のあとのあとにくるだろうから、これらのニーズを満たす前に、国家としてスポーツに投資すると言うのは難しい。アンピュティーのサッカーチームと話していても、ただ練習試合に参加するための、乗合タクシー代が出せないという状況を考えれば、運動選手からしても、技術向上はなかなか難しいのだろう。

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