2008年5月18日日曜日

重なる自然災害

中国の四川省での地震とミャンマーでのサイクロンで、多くの被害者が出ているようだ。津波後の仕事をしたこともあるのと、知り合いが両国で働いていることもあり、被害と援助の状況が気になる。

中国の場合、57万家屋が壊れ、現時点で3万人と推測されている死者とともに多くのけが人が出ている模様。死者10万人とも言われるミャンマーの場合は、ほとんど外部の援助を断っているようで、より悲惨な状況が予想される(理由は少し違うが、インド政府は津波後、自国で対処できると言って国際社会の支援を断った)。ちなみミャンマーの被害の規模は、死者の数だけで言うと、インドネシアでの津波での死者に近い数字にのぼっている。

インドネシアでの津波後の復興費用は、約4ビリオン米ドルと試算され、実際にはそれ以上の支援が集まったと記憶している。この規模の自然災害で最大級だったことと、タイなど西欧からの観光旅行先として有名な場所が被害を受けたことが要因だったと言われている。一方、現時点で比較はできないが、今回の中国とミャンマーでの災害に対して、津波時程の支援が集まっていない(中国には国連から7ミリオンドル程)。

シエラレオネでの本業はあるが、何か手伝えることはないだろうか。

2 件のコメント:

りか さんのコメント...

日々、災害の度合いがミャンマーにしても中国にしても増していくこの頃、被害拡大や埋もれている被害をどう迅速に除去するか、が貴重に議論されている一方・・・

やはり「お金」「政治」「面子」の世界が絡み始め、それが顕在化し、上のような議論を空回りさせるような現象が起きているようです。

人の欲望、というのは、「希望」「願望」として開発を行う上で一つの「達成目標」である一方、「欲」という名の相反するものだと思いました。

とにかく、1人でも多くの人が普通に深呼吸出来る状態を迎えられ、1日でも早く、人々の生活が復興することを祈るばかりです。

Ps. Link、貼らせて頂きました!m(_ _)m

中村俊裕 さんのコメント...

そう、政治的側面は開発からは切り離せないと思います。そこにどう対応するかが腕の見せ所でもあると思います。