2008年7月24日木曜日

手足を切断された人々

この国では紛争中に、手足を切断された人(アンピュティー)が多い。

今週は、アンピュティーの人々でつくられる、2つの団体と会う機会があった。まずは、250人ほどからなる、サッカーチーム。シエラレオネ国内の6県でチームが作られ、定期的に試合を行っている。足を失った人は、杖を使いながらボールをドリブルする。会った人は、この団体の統率者で、右手の腕が上腕の半ばあたりから無い。FIFAなどからの支援も受け、国際マッチも経験したことがあるという。

その次に会ったのは、6000人ほどのメンバーを持つ、戦争被害者とアンピュティー団体の統率者。真実和解委員会のレポートにも、彼らへの支援が勧告されている。戦後NGOなどの支援を受け、義手や義足の供給を受けたが、使いたがらない人が多いという。また、石鹸作りや、裁縫など短期間の職業訓練を受けたが、事業を始める資金がないとも聞いた。

この国は、紛争後の復興から平和構築そして、経済成長に向けてギアが変わりつつあるが、まだまだ紛争の残した傷は消えない。

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