2008年7月31日木曜日

開発界の正統と異端

今日、著名な投資家、ジョージソロス(彼について知るには、←自伝の「Soros on Soros」がお勧め)の設立した、ソロス財団ナンバー2がオフィスにやってきた。様々なイシューが議題に挙がったが、彼自身も長い投資家としての経歴を持っており、シエラレオネにおける起業家育成や、政府財政、マイクロファイナンスについて話あった。
民間の視点から投資を行ってきた人の、開発に対する視点は一味違う。国の財源がないなら、国のアセットを売り飛ばせ(港は中東に売る)、国有企業も売る、農業分野の起業家を発掘して投資、などなど、オフィス内の議論では出てこないような提案が飛んでくる。
国連などのいわゆる、伝統的開発援助機関(正統)と、アショカKiva、ソロス財団などの、国連とは異なった理念の上に成り立つ機関(異端)が交わる機会が増加している。正統と異端という2つのベクトルが交差するところからイノベーションは生まれる。

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