さて、過去2年間のシエラレオネ滞在の中で、仕事、生活に関して感じたことをいろいろと書いてきた。数えてみたがエントリーも180回。
今月いっぱいでシエラレオネ勤務を終えるため、このブログも今回を最後としようと思う。ニューヨークに移ってからは、新しいテーマでブログを始める予定だ。
今後ともよろしくお願いします。
西アフリカ、シエラレオネでの仕事と日常
開発援助の効率性に関しては今まででも頻繁に議論されており、我々も先月政府との共同ワークショップで、援助資金が実際に人々の生活に影響を与えるまでにどのようなアクターの手を通り、その中でどのような問題が出てくるのかについて話し合った。
図に示されているように、大まかに自国の資金と海外の資金があるわけだが、このインプットを使って、MDGの達成というアウトカムをどこまで出せるか。
前述のワークショップでは、この複雑な仕組みを所与として、どのように一つ一つの問題を解決できるかが主な問題設定だったが、これらの「中間業者」を取っ払うとしたらどうなるか、、、?
私自身、援助のうまくいっていない部分色々と見てきた一方、うまくいっている部分も見てきたため、一概に援助が機能していないという議論には賛成できない。しかし、この本が問う問題は真剣に考える価値がある。
この会社はコノ県で採掘活動を拡大しているが。その過程で新しい採掘現場に住む人たちを移動させる必要が出てきた。話し合いの中で再定住地が決まり、電気や水道施設などを導入することなども合意したという。しかし実際に、家を建て、住民が移り住んでも、電気や水が通らず住民の不満が高まり、その結果去年の12月に大きなデモを起こした。その対応をした警察官が誤って発砲し、住民の2人が死亡した。事を重視した政府は、法務大臣を座長としたグループを発足させ、この件に関する勧告書を出させたがその実行には至っていない。その後住民と会社の膠着状態が進み、大統領自身が、開かれた政府プロェクトの一環で介入をする決定をした。
今後の動向に注目したい。