2008年4月17日木曜日

リーダーシップの強化か現場の強化か?

過去4か月程、設計に関わっていたUNDPのプロジェクトの承認の可否を問う会議が行われた。

このプロジェクトは、行政改革と効率的な行政サービスを担保するには、国家のトップがリードする力がなければ実行できないという考えに基づき、大統領周りに有能なアドバイザーを配置し、大統領の政策決定能力と実行力を高めることを目的にしている。このアイデアを考案した大統領のアドバイザー達は、'過去の過ち'を繰り返すべきではないと強調し、プロジェクトの正当性を訴えた。

一方、ドナーや省庁の代表者達からは、'トップだけを強化しても、実際に仕事をする省庁が強化されなければ意味がない'という意見も出された。それに対して、もちろん現場で汗を流す人員を強化することは必要だが、それは、トップのリーダーシップあってのことではないか-言い換えれば、省庁だけを強化しても、トップがしっかりしなければ、矛盾した統一性のない政策が実行されるだけではないか、といった反論も出て、なかなか充実した議論が行われた。

結果的に、このプロジェクトは正式に承認され、実行フェーズに移った。大事なのはこれからだ。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

難しい選択ですが、アフガニスタンの例と経験で言えば、なにはともかくリーダーシップです。リーダーシップの強い省庁は結果的にいい人が集まってきますし。ボトムアップは順番としてはその後だと思っています。

中村俊裕 さんのコメント...

そうですよね。まずはトップを強化ですね。しかし課題は山積みです。